海外FXには国内FXにはない多くのメリットがある反面、海外FX特有のデメリットもあります。

私は自分自身で考えたメリットとデメリットを比較した結果、海外FXにはデメリットを超えるメリットがあると判断し、海外FXを始めることにしました。

<メリット>
①ゼロカットシステムがある(追証がない)会社がある
ゼロカットシステムとは国内FXにはない海外FX特有のサービスで、簡単に言うと、「入金額以上に損失が出ない」ということです。
(海外FXでもゼロカットシステムがある会社とない会社があるので、ゼロカットシステムのある会社を選ぶ必要があります。)

国内FXでも「強制ロスカット」というシステムがあるため、基本的には入金額以上に損失が出ないようになっていますが、相場がものすごく急変したときは、この強制ロスカットが正常に働かずに、入金額以上の損失が出てしまう場合があります。

この場合、入金額以上のマイナスについては追加で証拠金(お金)を支払わなければならず(これを「追証」という)、支払わない場合は裁判に発展するケースもあるようです。

最近だと、平成27年にあった「スイスショック」や、平成23年の「東日本大震災」、平成19年の「リーマンショック」などで相場急変し、気が付いたら借金を抱えていたという人がそれなりにいたことがネット上でもわかります。

私はサラリーマンで、常に相場を見ていることはできないので、せめて借金を背負うということは避けたいため、海外FXのゼロカットシステムはすごく魅力のある仕組みだと考えています。


②レバレッジが高いので少ない資金で運用ができる
国内FXのレバレッジは最大25倍となっていますが、海外FXの場合は高いところだと約1000倍くらいまであり、少ない資金で運用することができます。

国内のFXではレバレッジが25倍までのため、それなりの資金がないと、思ったような運用ができなかったりします。

また、資金が少ないために、逆に無謀な取引をして強制ロスカットにあってしまい、そのままFXの世界から退場してしまうということも起こったりします。

何となくレバレッジが高いと、リスクが高いと考えがちですが、少ない資金で運用できるということは、仮にうまくいかなかったときに失う資金を抑えられるということになるし、しっかりと安定的に運用をすれば、国内FXよりも強制ロスカットにならないようにすることもできます。

リスクが高くなるか低くなるかは運用次第なので、自分自身で無謀な取引を行わないよう意識することで、リスクは抑えられると思っています。


<デメリット>
①出金できない場合があるらしい
ネットで検索してみると「海外FXは出金できなくなることがあるからやめたほうがいい」という記載があったりします。

たしかに、国内のFX会社よりは信用度は落ちると思いますし、出金できなかった場合にどのような手続きを行えばよいかもはっきりしない部分もあります。

また、せっかくFXで利益を上げられても、出金ができなければ何も意味がなくなってしまうので、この点は大きなリスクだと思います。

ただ、海外FX会社も日本人に利用してもらうことで利益を得ているはずで、「出金ができない」という噂が広まれば、その海外FX会社には日本人利用者がいなくなってしまい、海外FX会社にとっても利益を上げる機会を失ってしまうと思います。

このため、海外FX会社の中にも「出金できない」リスクが高い会社と低い会社があると思うので、100%リスクがないということは難しいかもしれませんが、自分自身でリスクの低い海外FX会社を選ぶことはできると思っています。

②スプレッドが広い
国内FX会社と海外FX会社を比べると、海外FX会社のスプレッドのほうが広いと言われています。

これは、様々なサイトでも検証されており、この点は海外FXのデメリットだと思います。

ただ、私はトラリピやループ・イフダンのようなリピート系の自動売買をやるつもりだったのですが、このようなリピート系システムを使う場合、国内FX業者もそれなりにスプレッドが広かったりもするので、リピート系をやる場合に限ってはそこまで大きな差はないのかなとも感じています。


③損失が出た場合の繰越控除ができない
国内FXの税金は雑所得(申告分離課税)ですが、海外FXの場合は雑所得(総合課税)となっており、税金の種類が異なっています。

国内FXの雑所得(申告分離課税)の場合は、例えば、平成28年の総損益が-50万円だった場合、確定申告をして繰越控除を行えば、平成29年の総損益が+50万円だったときに平成28年と平成29年でプラスマイナス0となるため、平成29年分の税金はかからないことになります。

しかし、海外FXの場合は、この繰越控除ができないため、平成28年の総損益が-50万円で、平成29年の総損益が+50万円だった場合、平成29年の税金はそのまま50万円に対してかかってしまうため、この点については海外FXは不利となると思われます。


④海外FXは国内FXよりも税金が高くなるケースがある。
国内FXの税金は、いくら稼いでも所得税+住民税が一律で約20%となっているため、ある年に50万円を稼いでも、1,000万円稼いでも、税率は約20%なります。

しかし、海外FXの場合は、累進課税が適用されるため、1年の所得(年収ではないです)が330万円を超える場合は、所得税+住民税が約30%となり、695万円を超えると約33%となり、900万円を超えると約43%なるため、稼げば稼ぐほど税金面では不利になることになります。
(所得が195万円以下の場合は約15%、333万円以下の場合は国内FX会社と同様に約20%となります。)


⑤FX会社がつぶれてしまった場合の保証が怪しい
海外FXでも「会社がつぶれて場合は○○ドルは保証します」というような記載がありますが、それを本当に信用してよいのかという問題があります。これは国内のFX会社でも同様のことが言えるのかもしれませんが、国内のFX業者のほうが間違いなく信頼性は高いと思うので、この点についても海外FXのデメリットになるのだと思います。


<結論>
以上のように海外FXのメリット・デメリットを比較してみると、デメリットのほうが多くありますが、私自身は国内FXにはない「ゼロカットシステム」の魅力が、デメリット多く上回ると判断したため、海外FXを利用することにしました。

もちろんすべての投資資金を海外FXにつぎ込むのはリスクが高いので、国内FXと海外FXの両方で運用をすることにしています。

実は、私は国内FXでスワップ金利をもらい続けるという運用をしていたのですが、平成28年の「イギリスEU離脱ショック」のときに強制ロスカットで約500万円の損失を出しました。

このときは強制ロスカットがしっかりと機能してくれたため、入金額+それまでの利益以上の損失を出すことは避けられましたが、その時期は連日、「強制ロスカットがうまく機能せず借金を背負ってしまったらどうしよう」という思いが頭を駆け巡り、仕事に集中できなかったり、私生活でもやる気が起きなかったりと色々な影響が出ていました。

この点、海外FXではゼロカットシステムがあるので、「借金を抱えることはない」という安心感が私にとっては重要なので海外FXを利用することにしています。

人によって何を重視することは異なってくるので、海外FXを始める方は、メリットとデメリットを自分なりに調べてみて、納得ができる場合のみ利用することがよいと思います。